社会、消費者に向けて良好な建築環境を提供する義務のある建築士は、現在様々な分野で活躍し、その業務も多様に専門分化しています。
建築士は、建築業務の専門分化という時代の現実を真摯に受け止めるならば、少なくとも自らの責任を果たす専門業務領域と、その能力を消費者や社会に明示する責任があります。
大分県建築士会は「建築士の専攻(専門)領域を認定・登録し社会に明示する制度」として「専攻建築士制度」を制定しています。
なお、「専攻建築士の審査」は、「大分県建築士会」及び「日本建築士連合会」の自主制度としての、「専攻建築士制度要綱」に基づき行われます。
「消費者保護の視点に立ち、高度化しかつ多様化した社会的ニーズに応えるため、建築士の専門分化に対応した専攻領域及び専門分野を表示し、建築士の責任の明確化を図る目的の自主的な表示制度です。」「建築士会が、実務実績に基づき審査、認定・登録することで、社会に対して努力している建築士を応援する制度です。」
専攻建築士についての詳細はコチラから
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http://www.kenchikushikai.or.jp/senko/summary.html
●建築士会の専攻建築士制度は、すべての建築士が参加できる制度になりました。
●専攻建築士は、実務実績(仕事をしている建築士)に重点を置き、専攻領域の「実務経験年数=建築士免許取得後、5年以上」、
「実務実績=責任ある立場で3件」 と「CPDの実績=12単位/年」で審査します。
建築士免許取得後、必要実務経歴年数と責任ある立場での実務実績が3件以上あり、かつCPD履修単位登録を行った者。
専攻領域 | 対象建築士 資格等 |
必要実務 経歴年数 |
実務実績 件数 |
必要CPD 単位 |
実務経歴・実績に代えることのできる 協定団体等の資格 |
まちづくり | 建築士 | 建築士免許 取得後 5年の経歴 + 実務実績3件 + 直近1年のCPD 12単位 |
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統括設計 | 建築士 | ・「APECアーキテクト」 | |||
構造設計 | 1級建築士 | ・「APECエンジニア(構造)」 ・日本建築構造技術者協会「JSCA建築構造士」 ・「構造計算適合性判定員」・「構造設計一級建築士」 |
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設備設計 | 建築士 | ・建築設備技術者協会「JABMEEシニア」 ・「設備設計一級建築士」 |
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建築生産 | 建築士 | ・日本建築積算協会「建築積算士」「建築コスト管理士」 ・ストック3 団体「5資格」 |
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棟梁 | 建築士 | ・日本伝統建築技術保存会「正会員」 ・「日本伝統建築技能者」 |
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法令 | 1級建築士 | ・「建築基準適合判定資格者」 | |||
教育研究 | 建築士 | ― |
※申請者 | 建築士免許取得後5年以上の実務経歴年数と、責任ある立場での実務実績が3件以上あり、かつ規程のCPD単位(12単位/年)を履修している方。 |
■申請受付期間 | 毎年1月上旬~2月上旬頃まで |
■認定・登録 | 「認定・登録」 は 「専攻建築士認定評議会」 にて実施し、「専攻建築士登録証」 ・ 「登録カード」 「バッジ」 の3点が交付されます。 |
■登録更新 | 専攻建築士は、登録有効期間を5年とし、原則として「CPD60単位」以上のCPD実績登録を要件として、登録の更新をすることができます。 |
申請書は、大分県建築士会HP「各種ダウンロードページ」より毎年申請受付期間までにはダウンロードできるようにいたします。
ご記入された審査・登録申請に必要な書類は、下記事務局へ持参いただくか、託送便、簡易書留郵便による郵送にて申請して下さい。
大分市城崎町1丁目3番31号 AIG大分ビル3F
TEL:097-532-6607 FAX:097-532-6635
E-mail:info@oita-shikai.or.jp URL http://www.oita-shikai.or.jp