専攻建築士についてMAJOR ARCHITECT

専攻建築士について

専攻建築士制度が始まりました。

社会、消費者に向けて良好な建築環境を提供する義務のある建築士は、現在様々な分野で活躍し、その業務も多様に専門分化しています。
建築士は、建築業務の専門分化という時代の現実を真摯に受け止めるならば、少なくとも自らの責任を果たす専門業務領域と、その能力を消費者や社会に明示する責任があります。
大分県建築士会は「建築士の専攻(専門)領域を認定・登録し社会に明示する制度」として「専攻建築士制度」を制定しています。
なお、「専攻建築士の審査」は、「大分県建築士会」及び「日本建築士連合会」の自主制度としての、「専攻建築士制度要綱」に基づき行われます。

「消費者保護の視点に立ち、高度化しかつ多様化した社会的ニーズに応えるため、建築士の専門分化に対応した専攻領域及び専門分野を表示し、建築士の責任の明確化を図る目的の自主的な表示制度です。」「建築士会が、実務実績に基づき審査、認定・登録することで、社会に対して努力している建築士を応援する制度です。

専攻建築士についての詳細はコチラから

http://www.kenchikushikai.or.jp/senko/summary.html

「名称・区分」は、下記の8領域とし、3つまで取得することができます。

1.まちづくり専攻建築士
まちづくり活動、都市計画の策定、再開発プロジェクト等の企画業務やコンサルタントを主要な業務とする建築士。
2.統括設計専攻建築士
専攻建築士 設計部門等で主として設計・工事監理等の業務の他、官公庁や企業での発注業務や工事監理業務、企画業務、FM(ファシリティ・マネージメント)、積算、CM等に携わる建築士。
3.構造設計専攻建築士
建築設計の構造分野の業務(設計及び工事監理等)を主たる業務とする1級建築士。
(JSCAの「建築構造士」、APECエンジニア(構造)資格者は、申請により認定される)
4.設備設計専攻建築士
建築設計の設備分野(給排水・衛生設備、空調設備、環境工学、情報等)の設計及び工事監理業務を主とする1,2級建築士。2級建築士は「建築設備士」資格を持つこと。
(実務経験年数は、建築士又は建築設備士いずれかの取得後の経験年数とします)
5.建築生産専攻建築士
建築施工関連分野(現場施工管理、積算、CM、建築リニューアル、維持管理等)の業務を種とする建築士。
(実務経験年数は、施工管理技士又は建築士いずれかの取得後の経験年数とします)
6.棟梁専攻建築士
日本の伝統的建築を担う、建築の設計と施工等の業務を一体的に行うことのできる建築士。
または「1級建築施工管理技士」資格を持つ1級建築士。
(実務経験年数は、施工管理技士又は建築士いずれかの取得後の経験年数とします)
7.法令専攻建築士
行政機関の建築確認、法令策定業務等、或いは民間確認検査機関、評価機関等での業務を行う建築士。
(建築主事・建築基準適合判定資格者は、申請により認定される)
8.教育研究専攻建築士
教育機関(工業高校、高等専門学校、専門学校、大学等)において、建築に関する教育、訓練等業務及び、研究、調査、開発機関(大学を含む)、企業の研究開発部門において、特定の専門分野の研究開発の業務に従事する、1、2級建築士、木造建築士。

専攻建築士になるには

●建築士会の専攻建築士制度は、すべての建築士が参加できる制度になりました。
●専攻建築士は、実務実績(仕事をしている建築士)に重点を置き、専攻領域の「実務経験年数=建築士免許取得後、5年以上」、
 「実務実績=責任ある立場で3件」 と「CPDの実績=12単位/年」で審査します。

申請対象となる建築士

建築士免許取得後、必要実務経歴年数と責任ある立場での実務実績が3件以上あり、かつCPD履修単位登録を行った者。

専攻領域 対象建築士
資格等
必要実務
経歴年数
実務実績
件数
必要CPD
単位
実務経歴・実績に代えることのできる
協定団体等の資格
まちづくり 建築士 建築士免許
取得後
5年の経歴



実務実績3件



直近1年のCPD 12単位
統括設計 建築士  ・「APECアーキテクト」
構造設計 1級建築士  ・「APECエンジニア(構造)」
 ・日本建築構造技術者協会「JSCA建築構造士」
 ・「構造計算適合性判定員」・「構造設計一級建築士」
設備設計 建築士  ・建築設備技術者協会「JABMEEシニア」
 ・「設備設計一級建築士」
建築生産 建築士  ・日本建築積算協会「建築積算士」「建築コスト管理士」
 ・ストック3 団体「5資格」
棟梁 建築士  ・日本伝統建築技術保存会「正会員」
 ・「日本伝統建築技能者」
法令 1級建築士  ・「建築基準適合判定資格者」
教育研究 建築士

申請から登録まで

※申請者 建築士免許取得後5年以上の実務経歴年数と、責任ある立場での実務実績が3件以上あり、かつ規程のCPD単位(12単位/年)を履修している方。
■申請受付期間 毎年1月上旬~2月上旬頃まで
■認定・登録 「認定・登録」 は 「専攻建築士認定評議会」 にて実施し、「専攻建築士登録証」 ・ 「登録カード」 「バッジ」 の3点が交付されます。
■登録更新 専攻建築士は、登録有効期間を5年とし、原則として「CPD60単位」以上のCPD実績登録を要件として、登録の更新をすることができます。

申請及びお問合せ先

申請書は、大分県建築士会HP「各種ダウンロードページ」より毎年申請受付期間までにはダウンロードできるようにいたします。
ご記入された審査・登録申請に必要な書類は、下記事務局へ持参いただくか、託送便、簡易書留郵便による郵送にて申請して下さい。

公益社団法人 大分県建築士会 (専攻建築士審査委員会事務局)
〒870-0045 

大分市城崎町1丁目3番31号 富士火災大分ビル3F
TEL:097-532-6607 FAX:097-532-6635
E-mail:info@oita-shikai.or.jp URL http://www.oita-shikai.or.jp

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